石川動物園 アシカに小石と言う話 [ものの見方について]
石川動物園で、カリフォルニアアシカが小石を飲んで衰弱中という話題があります。
5個ぐらいの小石を吐き出して苦しんでいるそうです。まだ中に入っていたら、腸閉塞が起きる恐れがあるようです。
動物園のアシカの行動範囲内にはそのような石は転がっておらず、客の誰かが持ち込んで投げたのでは、という騒ぎになっているようです。
このブログでは、とんでもないやつだという糾明はやめておきます。
とんでもないやつはその通りですけど、なぜそんなことが起きるかを考えます。
おそらく、殺してやろうと思って石を投げたのではなく、いたずらでしょう。
もしかしたら子供かもしれない。
ちいさなものをぱくっと口にいれたらうれしいから、集めてきて次々に与えたかもしれません。
悪気がないからいいじゃないかという主張をするつもりもありません。
問題は、何が危険かという認識がないことにあります。
細火でやかんをかけっぱなしにしておくと危ないぞ、と言われて頭では理解できます。
でも、それはよほど運の悪い場合で、今のこれはその限りではないぞ、と思いがちなのです。
平和に暮らしている家族が一酸化炭素中毒で死ぬのを見ると、はじめて本当だと思うのです。
サッカーを見ながら一酸化炭素中毒で死んでしまった家族が大阪にいます。
テレビのニュースでみたのですが、ボタン電池を飲んだ子が死にかかった。
これも、頭ではすぐに理解した気になります。
一応助かってますので、大げさな報道に聞こえる。
ニュースでは、実験をしてみせた。見てびっくり。
ハムに電池を載せてみていると緑の泡を吹きハムがえぐれた。
その後、あれでは見たかんじがよくないといわれたのか2回目には丸い魚肉ソーセージにしました。
で、緑に変色し、パチパチと音がして泡を吹く状態を見せ、浸食している状況をしめしました。
とにかく、私も含め人間は愚かなもので、そこまで見せられないと危険を実感できないものです。
ガキじゃないんだから言えばわかる、と言う話は、バカなんだから、言っただけではわからない、と考えるべきです。
バカなのは自分自身です。
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