IBMシステムコンテンツという会社 [詐欺]

この記事は詐欺の話です。

劇場型の振り込め詐欺と似たメール版です。
登場人物は、IBMシステムコンテンツという会社とプラチナリサーチという会社。

いかにも片方は黎明期からシステムをリードしてきたあの会社の関連会社に見えます。
もうひとつは調査会社だろうと思えます。

IBMシステムコンテンツと言う会社が、あなたの調査をしてくれとプラチナリサーチに依頼したところから幕があくのですね。
プラチナリサーチは、あなたは以前この会社に有料登録したでしょう、と決めつける。
そして金をはらわないから法的手続きをとる前に調査してくれといわれたというもっともらしいストーリー

発信者端末電子名義認証を行い、電子消費者契約法により法的処置を行うという、どこから出たのというもっともらしい嘘用語を並べています。
この名義認証も法律も、ちょっと考えたら何それと言いたくなるものなのですが、詐欺の常道「逼迫性をあおる」でだまされるんでしょうね。

このまま放置するとまずいことになるので、金を払え。
和解などの相談なら今のうちにしてくれ。

ここまでです。
そんな契約はした覚えがないなどと電話をしたら、おもうツボです。
そこからは振込詐欺でしょう。
電話番号をとられてしまいますから、あとは弁護士だとか警察だとか役者がとっかえひっかえして脅しの電話です。
示談のためのお金を取りに行く、と誰かが直接来るわけです。

でもポイントはこの社名でしょうね。リサーチではなくIBMです。

恥を知ったらつけられない社名です。株式会社IBMシステムコンテンツですよ。
どっちみち登記していませんが、この社名いわれたらネットで検索しようと思わないと考えます。
IBM系列だろうと自動的に思ってしまいます。

実際に存在しているのかわからない会社名いっぱいありますけど、普通はあるのです。
NTTブロードバンド、だとか、知っている人は知っていますけど、NTTのグループ会社一覧にはいっていなかったり。

詐欺をするならこのセンスがないとなあ、と思うと、名人芸の前に恐れ入るだけです。


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